本文へスキップ

中国茶のことなら、中国茶.biz へ go!総合情報とブログで、中国茶を気軽に!

電話でのお問い合わせは、お気軽に!TEL.090-5527-6938

茶馬古道TEA HORSE ROAD

茶馬交易

 中国茶、特に黒茶は、黄河以南の農耕漢民族にとって、北方遊牧民族を服従させ、朝貢貿易( 冊封体制 )に応じさせる、そして、国防用の馬を入手するための戦略物資でした。

 遊牧民族に対しては分断政策を取り、生産地から近い、チベット族のみへ交易特権を与えて制限したものの、チベット族から他の部族へ転売されることで茶が広まり、交易を求める声が相次ぎました。しかし、中でも武力に秀でたモンゴル族に対しては、歴代政権が許諾しなかったので、モンゴル族は茶を求めて武力侵攻を繰り返します。

 漢民族政権は、茶が健康維持に大きな効果を持つことに着目し、特に果実・野菜の十分に取れない遊牧民族を懐柔するための政治的・戦略的物資と考えていたことが良くわかります。

 また、茶の覚醒効果は、習慣性があることから、茶依存症になることも考慮のうちでした。
そして、遊牧民は茶と交換のために、当時としては最先端の武器である、馬を提供しました。

遊牧民の現在の生活

 遊牧民族の主食は、肉( 乳製品 )と穀類です。
 乳製品は乳酸菌発酵させています。チベットでは宗教上の理由で酒はあまり飲まれませんが、モンゴルでは馬乳酒が多く飲まれています。

 穀類は、チベットでは高原でも栽培できるハダカ麦が食べられますが、果実・野菜、特に緑色野菜はほとんどありませんでした。( モンゴルで小麦が食べられるようになるのは、19 世紀後半以降。それまでは、黍〔きび〕)。

 チベット遊牧民の食事は、「 三茶一飯 」と呼ばれ、朝昼晩三回の簡単な食事と夜の食事です。
 三回のお茶では、家畜を放牧しながら外で、バター茶と簡単な食事を取り、夜家族と一緒に穀類と肉とバター茶を取ります。モンゴルで庶民に茶が広まったのは、17 世紀以降ですが、チベットと同様に、「 ニ茶一飯 」の形式が定着します。

 チベット遊牧民は、一人当たり年間 10 kg を越える黒茶、一日あたり 20 から 40 杯のバター茶を現在でも飲み続けています。


現代の私たちにとって参考になること

食材イメージ

 このように、中国茶、特に黒茶は、遊牧民を服従させ、朝貢貿易( 冊封体制 )に応じさせる、そしてさらに、国防用の馬を入手するための戦略物資でした。

 漢民族は緑茶を飲んできています。( 現在でも中国で最も飲まれている茶は、緑茶です )

 中国人は、茶全般に、健康維持の効果を認めていましたが、発酵茶である、黒茶が他の茶と異なる効用を持つと、漢民族政権が当時考えていたのかどうかは、はっきりしません。

 あるいは、黒茶も、緑茶と同様の効果があると考えていただけなのかもしれません。

 ただ、この偶然から生まれた発酵茶が、肉( 乳 )食中心ゆえ短命な遊牧民族にとって不可欠なものとなり、1000 年を越える長期間、そして、現在も大量に飲まれているという事実は、現代の私たちが、魚食中心から肉食の比率を高めている中で、参考になることがあると思います。

 発酵茶に限らず、無農薬・無化学肥料・無環境汚染の中国茶は、滋養に富む加工野菜の出し汁としてお楽しみいただけるものと、私どもは確信しています。




shop info.店舗情報

運営会社:有限会社龍南兄弟社
Since 2003
電話・e メール対応は、
土日祝日を除く、平日 午前 10 時 − 午後 6 時 に承っています。